お家でカンタン「燻製レシピ」

2024.08.20

食材を煙にさらすことで、風味や香りをつける「燻製」。
燻製のうま味とスモーキーの独特な香りはビールとの相性も抜群で、ザ・プレミアム・モルツと合わせて愉しんでいる方も多いと思います。

燻製は、お店や屋外でのバーベキュー時などに食べる印象で家でやることはないと思いますが、意外と簡単にできるんです。
そこで今回は、短時間でお手軽にできる「お家でできる燻製」を紹介します。

フライパンで燻製する方法

はじめに家庭用のフライパンを使った方法を紹介します。

▼用意するもの
・鉄フライパン
・ふた
・金網（100均などで売っているもの）
・アルミホイル
・スモークチップ
・ガスコンロまたはカセットコンロ

▼作り方

1. フライパンの底にアルミホイルを敷き、その上に一握りほどのチップをのせる。

2.金網を置き、その上にお好みの食材をのせ、フライパンを強火で加熱する。

3.煙が出てきたら、ふたをして弱火で10分〜15分ほどお好みの色づきになるまで加熱する。

4.色と香りがついたら、完成

水分が多い食材は、煙と食材の表面の水分が反応して酸味や苦みが出てしまうため、初めての燻製には、水分が少ないチーズやベーコンがオススメ。
チーズはスモークチーズとして美味しさUP、ベーコンはさらに薫香がプラスされます。

【注意事項】

「フッ素加工」フライパンは空焚きになってしまいテフロンから有毒な成分が出てしまうため、鉄製などのフッ素加工ではないものを使用しましょう。
IHコンロやSIセンサーコンロでは、「高温感知」で火が止まる可能性があるので火加減に注意。
使用後の器具の匂いが気になる場合は、重曹などに浸して洗いましょう。

使い捨てのアルミ鍋で燻製する方法

次に紹介するのは、100均でもカンタンに手に入る「アルミ鍋」を使った方法です。
使い捨てのアルミ鍋を利用すると、鉄製のフライパンなど器具の準備が簡単になるなどのメリットがあります。

▼用意するもの
・使い捨てのアルミ鍋（2枚）
・金網
・スモークチップ
・ガスコンロまたはカセットコンロ

▼作り方

1.コンロの上にアルミ鍋をセットし、一握りほどのチップを鍋底に広げる。

2.アルミ鍋の上に置いた金網にお好みの食材をのせ、もう一枚のアルミ鍋でふたをする。

3.中火にかけ、煙が出てきたら弱火に落として10分ほど加熱する。途中で煙が出てこなくなったら、チップを少し足す。
煙が漏れてしまうので、加熱中はできるだけ開けないようにする。

4.煙が落ち着いてきて、食材が色づいていたら完成。
ナッツやゆで卵（ウズラ）も水分が少なくてトライしやすい食材です。

【注意事項】

IHコンロやSIセンサーコンロでは、「高温感知」で火が止まる可能性があるので火加減に注意。
ふたがずれると燻煙が漏れてしまうので、フチをクリップ等で挟んで固定するか、ふたの上に重しを載せましょう。

ビールに最高！「ひと手間かけた燻製レシピ」

燻製には「水分が少ない」「乾燥させるとうま味が増す」「干物」などの食材が向いています。

燻製初心者の方はナッツやチーズ、ゆで卵などの失敗しにくい食材からチャレンジしてみましょう。
塩で味付けして燻製するだけでも、おいしい燻製おつまみが愉しめます。

「もっとこだわりたい！」「ひと手間かけてみたい！」という方は、これから紹介するオススメ燻製レシピを試してみてください。ピールのお供にもぴったりですよ！

香り立つ、「スパイシースモークチキン」

▼材料（2人分）
・鶏もも肉　大1枚（約350g）
・塩　小さじ1/2
・こしょう適量

〈スパイス〉
・クミンパウダー　小さじ1/2
・パプリカパウダー　小さじ1/2
・チリパウダー　お好みで（小さじ1/4〜）

▼作り方

1.鶏肉に塩、こしょう、スパイスをまんべんなくふりかけて揉み込んだら、15分ほど常温で置いておく。

2.置いておいた鶏肉の水分をキッチンペーパーで拭き取り保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて口を閉じる。
大きめ鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したお湯を弱火に落とたら、保存袋に入れた鶏肉を入れ20分加熱する。
時間が経ったら、火を止めて鶏肉を入れたまま15分置いておく。　
※途中、湯温が70度以下に下がっていたら火をつけて沸騰直前くらいまで温度を上げる。